「サッカー指導界のバズーカー」上船利徳氏に迫る ♯1

「キックマスター、上船利徳のYouTubeがバズっている」らしい。

知人からの情報をキャッチし、元サッカー少年の私は慌ててスマホでYouTubeを開いた。

検索窓に「上」と入力。さすがに最上位は「上戸彩」だ。

しかし「船」を加えた瞬間。「上船利徳」がトップに出現。次いで「上船利徳 評判」「上船利徳 無回転」…「上船利徳 ロングキック」と〝上船祭り〟なのだ。

「こんな話題の人物を私は知らなかったのか」。サッカー小僧兼トレンドの会社で働く人間として、私はすっかり自信喪失をした。

それだけではない。そのチャンネルへの愛着度を示す「チャンネル登録者数」が2万1600人(10/28現在)。1000人を超えたら「お、注目されているな」というYouTube市場においてその20倍越え。

その内の一つ、タイトルは「キックマスター講座~誰でもゴールキックが上手くなる!!名門校コーチによるゴールキック徹底指導」。

「おい、ちょっと待て。GKピンポイントかよ」。1チーム11人でプレーするサッカーにおいて、GKはご存じ1人だけ。そんなニッチなテーマで4.5万回再生かよ。

ちょっと待て、パート2。驚くのは早かった。「元プロが教える~ボールを遠くに蹴る方法」、48.8万回再生。

脱帽。

確かに私だっていくつになっても遠くに蹴りたい。動画では「目から鱗」の授業をされている。「元プロ」、「名門校コーチ」とキーワードも気になる。

しかし、それにしても似たような動画は山ほどある中で何故こんなに…。

PR会社で勤務する私は「これは広告なり、何かウマイ手を使ったな」と瞬時に想像する。しかし、イメージが先行する前に「まずは会って話を聞きたい」。そう気持ちを切り替え、直接コンタクトを取ることにした。

パワースポットのような男

…渋谷のオフィスで。

目の前に現れたのは明らかに凡人ではない風貌の強面のスポーツマンだった。黒光りするほど日焼けをしていて、髪のサイドを刈り込み、眉毛は鋭い。街ですれ違ったら目を合わしてはいけない類だ(庄野の主観)。

しかし、その印象は即座に一掃された。

「はじめまして、よろしくお願いいたします!」。開口一番、元気いっぱいにご挨拶された口元には白い歯が際立ち、目じりに程よくシワが入り、何ともチャーミングな表情を浮かべられたのだ。ギャップにやられたか。私は彼に惚れてしまった。

キックマスター・上船利徳氏はとっても爽やかな好青年だった

一緒にいるだけで元気になれそうな、パワースポットのようなオーラを出す27歳。

会議室にご案内して、さぁ取材開始。

YouTubeチャンネル登録者数2.16万人。1つの動画再生回数、約50万回規模。シンプルに「己のキックに関する知識」をYouTubeで配信しただけに見える動画でこの数字。

まさに、サッカー指導界の「バズーカー」の足跡をシリーズで追わせていただくことを約束した。

次回、「いろいろあって現在は島の高校の校長先生」。インタビューのはじまりです。

ニュース バズーカー編集長 庄野数馬